第四次調査5日目(8月27日)
発掘調査5日目。早くも1週間。あっという間です。
これまで土砂降りの雨や通り雨に悩まされましたが、昨日は晴天。しかし、足元はぬかるみ、ドンゴロス(麻袋)を敷き詰めて朝礼と体操、別府大学田中教授の指示で作業開始。
集石遺構※の調査に入ります。ほぼ中央を通して南北(墓石に向かって横)に水糸を張ってセクションベルトを設定し、東側の集石を表層から除去。写真撮影と図面作成。さらに、次の集石層も除去すると土層が出現。昨日はこの状況で再度写真撮影と測量で終了しました。
※昨日までの「礫層」から「集石遺構」に表記変更します。
① 昨日は晴天でした。遠くに見える山の尾根が、その昔の大村藩(手前)と佐賀藩諫早領の境界線。有名な伊木力ミカンの段々畑が広がっています。
② テントを張り、さらにその上にブルーシートを掛けて直射日光を遮って作業開始。地面は長雨で雨水を十分含んでいるので、横を開けていないと蒸し風呂状態です。
③ 写真中央に赤い水糸が見えますね。この線を境にセクションベルトを設定して、写真の下側(東側)の集石撤去から作業開始です。
④ まずは浮石をすべて撤去します。田中教授のご指示を受けながら、そこで一度清掃、写真撮影を行いました。
⑤ これが東側の浮石を撤去して清掃を行った後の写真です。
⑥ 次の集石層を撤去すると、ほぼ平面の土層が出現しました。まだ土層は柔らかく、地山ではないようです。