【振り返り】第三次調査最終日19日目
2年前の2017年9月19日(火)は発掘調査19日目で復元作業の三日目でした。
発掘初日は8月20日でしたので、ちょうど一ヶ月経過で最終日を迎えました。
復元作業最終で、発掘調査全体の最終日となります。主な作業は以下の通りです。
1.地山保護のための基壇周辺の土の埋め戻しを行いました。
2.墓所周辺の整地と水はけを考慮した勾配を付けます。
3.墓石裏(西側)崖面の崩壊防止策を行いました。
4.石積基壇内に玉砂利を再敷設しました。
5.墓所保護のための柵を設置しました。
6.周辺全体の清掃を行いました。
西側崖面の保護を行い、墓所の周囲には安全の為に柵を設けました。石積基壇と地山保護のため、基壇の高さの半分ほどを埋め戻してあります。
玉砂利は、昨年の第二次発掘調査実施時に一時撤去して土のう袋にいれて保存していたものです。きれいに水洗いした上で、基壇内部に敷き詰めました。
墓所周囲にも砂をまき、全体をならして、墓所が再現されました。達成感あふれる瞬間です。
墓所周囲の整地をしています。
水はけを考慮した勾配付けも大切な作業です。
屋根も一部修復して復元完了。周囲の清掃も欠かさず行いました。
最後に見学の方々と一緒に記念撮影して、一か月に渡った第三次千々石ミゲル墓所発掘調査は終了となりました。