第四次調査19日目(9月15日)

9月15日水曜日。一転して晴天。

まだ周囲の地面は若干ぬかるんでいますが、発掘現場内部は乾いてきていて、作業環境は大丈夫です。本来なら15日が完掘の予定でしたが、前日日の暴風雨と、ご遺骨が広範囲に出土している関係などから、予備日としている本日16日まで発掘を継続することにしました。

午後二時には地元の諫早史談会の皆さま、そして午後三時には諫早市の大久保市長と石部教育長が視察にお見えになり、現時点での発掘の状況をご覧いただきました。

① 墓所から望む東側の山系。14日は低く垂れこめた雲で覆われていました。写真では雲が広がっているように見えますが、ほぼ晴天です。

② 朝礼と体操。

③ 毎日、現場の養生は厳重に行っています。

④ 発掘現場はさらに深くなってきていて、ご遺骨が点在して出土していることから、下に足場はなく、上から腹ばいになっての作業が数日続いています。

⑤ 地元諫早市の諫早史談会の皆さまが巡見にいらっしゃいました。一段高いところからですが、発掘状況をご覧いただいている所です。

⑥ 彼岸花(曼殊沙華)が咲き出しました。2014年の調査から今回が4回目ですが、毎回同時期に行っていることから、毎回この花を見ることになります。調査終盤だなと、この花を見て思います。

⑦ 発掘調査には測量と写真撮影が必須です。一度掘ったら元には戻せません。そのためには記録をどれだけ正確に残すかが、その後のご研究に関わることになります。大切な作業です。

⑧ 諌早市の大久保市長と石部教育長の視察は、初日の8月23日に引き続いて2回目です。大変ご関心をお持ちいただいていて、ありがたく思っております。写真前列左から石部邦昭教育長、大久保潔重市長、私浅田プロジェクト代表、発掘責任者の田中裕介別府大学教授、後列左から調査受託先の中島靖人オリエントアイエヌジー代表取締役、井手則光プロジェクト副代表、町田義博プロジェクト副代表、大石一久プロジェクト調査統括です。写真は株式会社オリエントアイエヌジー様からのご提供です。

⑨ 発掘責任者の別府大学田中裕介教授による説明を熱心にお聞きいただきました。写真は株式会社オリエントアイエヌジー様からのご提供です。