第四次調査14日目(9月7日)

9月7日火曜日。発掘調査14日目。
日報はしばらくお休みのつもりでしたが、今日から始まった、掘り出した土砂の洗浄作業をご紹介します。

6日(月曜)まで、掘り出した土砂は篩い作業で遺物の有無を確認してきましたが、遺構下面部掘削に入ったことから、その部分から掘り出した土砂には洗浄作業を加えて、さらにきめ細かい確認作業を開始しました。
作業は遺物鑑定の専門家のご指導・立ち合いをいただき、並行して行っている遺構上面部土砂の篩い作業と同様に、搬出土砂の遺物確認作業を、ボランティアの方々にもご協力をいただきながら、進めています。

① ラジオ体操は小学生以来ですので、50数年ぶりですか。現場の安全管理には必須です。

② 2017年の第三次調査と同様の木組みとなりました。作業はやりやすくなりますが、調査個所は暗くなるので、作業は難しくなります。

③ 調査はこのような形で続きます。

④ 昨日から始まった掘り出した土砂の洗浄作業です。

⑤ 掘り出した土砂は粘土質というのでしょうか、粘りが強いといえます。まずは小粒にしていきます。これは一粒ごとに手でつぶしていくしかありません。

⑥ 竹串を使ってつぶすという方法も使って、泥の中に潜んでいるかもしれない遺物を探します。

⑦ こちらでは、そうやってつぶした土をさらに水に晒して洗っていきます。1ミリ単位の検査です。

⑧ 昨晩から明朝に渡って雨の予報が出ていたので、雨水流入対策は連続して必要となっています。ここでもブルーシートが活躍。

⑨ 帰宅途中の西の空。雲は秋を告げているように見えます。